エマニェル駐日米大使への批判
15日の復帰50周年記念式典が無事終わり、良かったと思っていたらあちこちから批判の声あがっている。情けないと思う。
式典で米国駐日大使、エマニェル氏のあいさつがあった。式典を祝い、戦争を乗り越え日米が友好国になったこと、沖縄が日米友好に貢献していることに感謝の意をのべた。ロシアのウクライナ侵攻を例にあげ、「われわれが享受してる自由の尊さ・原則は、無償ではない、自由の土台を強化しなければならない」(Freedom is not free and strengthen the foundation or freedom)と述べた。
それに対し、石原昌家沖国大名誉教授が(なにをいうか)「米もロシアと同じことをしたではないか」と批判している(新報5月19日)。さらに、「アメリカの戦争に巻き込まれてきたのが沖縄だ」と。大使の発言は県民の思いと相いれないと批判した。
石原教授のインタビュー記事をよんで思った。外部から、都合の悪いことを言われると反発する。もっと努力せよと言わると責任転嫁だと責める。だから、沖縄を憐れみ、同情する発言が増える。「ほめ殺し」にされかねない。
外部からの耳の痛い話、誤解も偏見も含め多様な意見や価値観を受入るおおらかで逞しい県民性―それが沖縄の良さではないか。
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