月曜―土曜の朝8時から放送されるNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」のおかげで「ちむどんどん」ということばがはやっている。「ちむどんどん」は「こころがわくわく」する意味に受け取られているようだ。
7月1日から31日までは「県産品奨励月間」で、県産品の使用を奨励する行事が行われる。今年の標語は「チムドンドン 魅力がいっぱい 県産品」である。ここでも「ちむどんどん」が使われている。
言葉に専門家ではないが、経験上「ちもどんどん」の使い方に異議を唱えたい。「ちむどんどん」は心に不安が高っている状態の時に使う「うちなーぐち」だ。例えば、「試験に落ちないかな」「手術は成功するかな」とか不安な心理状態を表わす言葉だ。
心が期待感に溢れている時には「ちむわくわく」するという。「どんなお土産がもらえるかな」「試合にきっと勝つ」とか、「ちむわくわく」には前向きな気持ちが込められている。
いい例を見つけた。夏の高校野球、6月25日に石川―首里東の試合で首里東が5-3で勝つ、番狂わせがあった。首里東の1年生、玉寄投手は試合後のインタビューで「緊張したでしょう」ときかれると、「緊張よりわくわくが勝っていた」と応えている。
「ちむどんどん」ではなく「ちむわくわく」と使うべきではないか。目下勉強中である。
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