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故郷の空

「故郷の空」

 

今朝、朝食をしながらFMラジオを聴いていたら、明治時代の唱歌「故郷の空」が流れてきた。メドディが心に響く。歌詞が心を打つ。歌詞の1番:

              夕空はれて あきかぜふき

              つきかげ落ちて 鈴虫なく

              おもえば遠し 故郷のそら

              ああ わが父母 いかにおわす

 

夕方走り終えると学校のグラウンドでジョギングしてストレッチする。夕方7時半ごろ誰もいなグラウンドの端の芝生の上に立って星がまたたく東の空を見上げて両手を上げる。秋風が吹く。カエルの鳴き声が聞こえる。幸せなひとときだ。言葉では言いえない。

 

「故郷の空」。故郷を後にして田舎の若者たちが学校や仕事で都会に出る。昭和初期のころだ。自分が育った畑や山、川、幼なじみ、そして父、母のことがいつまで心に残る。あの若者たちの望郷の念が私にも響く。

 

 

作詞は愛媛県宇和島出身の大和田建樹(たけき)。昭和初期の詩人である。島を離れて東京で勉強し国文学者、作詞家になった。故郷を思い出して「故郷の空」を作詞したのでしょう。日本人の心の古里の歌である。