難しいことを易しく

昨日、ジョギングの途中、首里りゆぼうのTSUTAYA書店に立ち寄って本を立ち読みした。手にしたのは喜舎場朝順さんの「新沖縄風物誌」。何メージかに井上ひさしさんの名言「難しいことをやさしく、易しいことを深く、深いことを面白く」のことが書いてあった。

この言葉が強く頭にはいった。文章を書く時の基本はこれだと思った。「難しいことを易しく」といる語句が自分に跳ね返ってくる。難しいことを易しく書いているだろうか。話しているだろうか。難しいことを十分消化しないまま書く・話してるのではないか。発酵不十分な発酵食品を他人に提供しているようなものだ。自戒の念を込めてこのことばを記憶にとどめた。

易しいことを深く理解しているだろうか。中途半端に生かじりしていないか。深く考え、深く調べただろうか。思いつきで書いたり話したりした自分の姿勢を深く反省した。

「難しいことを易しく、易しいことを深く、深いことをおもしろく」私の黄金(くがに)言葉にしよう。