14日午後1時、玉城デニー知事との面談のため沖縄県庁を訪れた。県庁は14階建で6階のエレベーを降りて西側のコーナーに向かうと、知事室、副知事室(池田・照屋)、知事公室、参事室、政策調整監室、政策参与室がある。県庁の中間に位置し行政の中枢部署が仰々しく横に並んでいる。
鉛色のじゅうたんを敷き詰めた廊下を歩いて第1応接室に通された。広い室内には応接セットが配置され、壁には歴代の知事の顔写真、知事席の背後には万国津梁の碑文が壁に掛かっている。
予定時刻の1時30分に秘書を伴って知事が応接室に入られた。参加した源河会長、仲尾次副会長、石垣さん、宮城さんが一人一人起立してうちなーぐちで自己紹介した。終わると知事が参加者の席に歩みより名刺を差し出された。
席にはスポーツ文化部の宮城部長が同席された。担当者の進行で、源河会長がフルうちなーぐちで、沖縄語(うちなぐち)を文字で書く時、「カタカナ・漢字まじり」で表記するという県の方針は、沖縄語の伝統的な表記法である「ひらがな・漢字まじりの」の表記法を無視するものであり、うちなーぐちの普及運動に携わっているものとてして納得できません。考えなおしてください、と要望した。
知事は熱心に耳を傾けてくれた。うちなーぐちで応答された。陳情でも要請でもなく、知事に要望をお伝えする場だったので、非公開で和やかに雰囲気だった。
知事は2時から県議会で県政の新年度の施政方針演説をする予定が入っている。貴重な瞬時をさいて私たちの要望を聞いてくださった。知事の「人の話をよく聞く」という態度が強く印象に残る。双方の意思疎通ができて有益な面談だった。
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