認知症の予防は歩く・走ること(2月17日)
高齢者が増えるにつれ認知症患者も増える。体は動くが脳は機能しない。家族の顔も知らない、記憶力も判断力もない。家族や周囲に迷惑をかける。
一歩では、認知症患者の増加をビジネスチャンスととらえる企業も多い。新聞の折り込みチラシが物語っている。また、クイズとかドリルとかいう脳トレ商品もある。
今、スウェーデンの脳神経科医師アデキュ・ハンセン博士が書いた「運動脳」を読んでいる。研究で科学的に立証された脳の話を分かりやすく解説してある。本の中からいくつかの記述を紹介したい。
¡ 認知症は脳細胞の減少による「脳の萎縮」によって起こる。
¡ ランニングを習慣づければ脳細胞は増える。
¡ 運動すれば記憶力はただちに改善することが分かっている。
¡ 身体を活発に働かせば脳細胞の新生は2倍に増える。
¡ 運動があらゆる認知機能を強化できることは、多くの研究が繰り返し立証している事実である。
¡ 身体を動かすことほど、脳に影響を及ぼすものがない。
¡ 脳トレでは認知症の予防にはならない。運動がはるかに勝っている。
認知症予防へのアドバイスは:
「何よりも運動を習慣づけよう」
「有酸素運動(歩く・走る)と筋力トレーニングの両方を取り入れること」
脳細胞は生涯新生する。私はこの説を信じて走り続けたと思う。
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