広島平和公園とパールハーバー提携

今日のゆんたく：広島平和公園とホノルルパールハーバー国立記念公園の提携（6月30日）

29日、駐日米国大使館で広島平和公園とハワイのパールハーバー記念公園が「姉妹協定」を結んだ。広島市の松井一貴市長と駐日エマニュエル米大使が調印した。沖縄のマスコミはあまり伝えていないが、私はとても大きなニュースだと思う。

1941年12月8日、日本空軍がハワイの真珠湾（パールハーバー）に停泊中のアメリカ太平洋艦隊を奇襲攻撃した。アメリカは怒り太平洋戦争が始まった。一方、アメリカは1945年8月10日、広島に原爆を投下し戦争は終わった。

1962年、ハワイ大学の学生だった。日本を恨む学生もいた。彼らと議論すると最後には「パールハーバーを忘れるな」（Remember Pearl Harbor）と嫌味をいう。日本の学生は「広島を忘れるな」（Remember　Hiroshima）とやり返す。お互いに顔をしかめた。

戦争が終わって78年。広島平和公園とパールハーバー記念公園が姉妹協定を結んだ。和解と友好の新時代の始まりだと感じた。「広島を忘れるな」から「広島を繰り返すな」（No more　Hiroshima）と、未来へのメッセージの発信だと思っている。