高校同期生の懇親会(3月16日)
昨日、うるま市のレストランで中部農林高校第9期生の懇親会があった。1958年卒業の級友たちだ。あれから66年が経つ。集まったのは男女23名だった。
当時の母校は、戦後間もないころで、入学しても敷地の整理、農場の開墾と勉強半分、実習半分の学校生活だった。教室はトタン屋根、床はでこぼこ。勉強は2番、楽しみ1番の陽気の仲間たちだった。帰校時になると安慶名に在った映画館のスピーカーから美空ひばりや田畑義男の歌声が流れた。
当時は男生徒も女生徒とも色つや輝き花の青春だった。だが、66年の歳月が級友の容姿を変えた。顔も頭髪も歩き方も変わった。昔の姿は影をひそめている。変わらないのは、僕の名を「しめい」「しめい」と呼んでくれたことだった。懐かしい。
帰るときに現実に戻った。過去のノスタルジアに耽っている暇はない。未来に向かって歩もう。それが僕の青春だ。
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