「未来はアメリカのものか?」(1月23日)
ドナルド・トランプ氏が20日。アメリカの第47代大統領に就任した。テレビで就任演説を見た。新聞・インターネットで演説の内容を読んだ。
演説の切り出しは「米国の黄金時代がいま始まる」だった。アメリカ第一主義のもとで、経済、外交、軍事、貿易の面で世界をリードし、豊かなアメリカを創ると力を込めて語った。
そして、演説の締めは「未来はわれわれのもの」(The future is ours)だった。首をかしげた。世界には何百もの国がある。世界は千差万別の国の集まりだ。宗教や文化も異なる国の集合体だ。なんで未来はアメリカのものか、傲慢な言葉ではないか。
地球はアメリカを中心には動いていない。守るも攻めるもアメリカのためだと思っていないか。自国に誇りを持ち他国も尊重する。それがグローバルの発想だ。地球の掟だ。平和の原点だ。未来は世界のものだ。アメリカのものではない。
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